家を建て新築から10年ほど経過してくるとそろそろ外壁塗装の塗り替えを考える時期。
周りのお家もポツポツ外壁の塗り替えを塗り終え、自分の家も塗り替えしなくちゃと思い始める頃にリフォーム会社や塗装会社からの営業マンが訪ねてくる。
初めての外壁塗装は不安です。知り合いに良い塗装業社がいれば良いのですが、そうそううまいこといきません。
悪徳業者は論外ですが、真面目で信頼のある優良業社でも知識や情報がちょっと足りなかっただけで不具合が起きてしまいます。
こうなってはお互いの信頼関係も崩れてしまい、お施主様にも塗装業者にとっても非常に残念で悲しい事です。
一昔前の知識では通用しない場合もあります。
真面目で丁寧な仕事をして頂ける業者を選ぶのも大事ですが、真面目なだけでは通用しない場合があります。
初めての塗り替えの重要性
1回目の塗り替えの時に下地処理が不十分や建材に対する下塗り材が不適切だと2回目3回目の塗り替え時にしっかり塗っても最初の塗料が剥がれてしまっては一緒に剥がれてしまう。
仮に10年間問題がなく次の塗り替えを迎えたとしてもそれ以降に最初の塗膜が剥がれてしまえばその上に何回塗装をしても一緒に剥がれてしまいます。
よって一番最初の塗り替えには豊富な経験と深い知識が必要となります。
最近の建材は優秀
最近の建材は非常に発達していて、汚れにくく美観が長持ちするものもあります。
しかし従来の塗料の密着性や相性も良くありません。
従来のシーラー（下塗り材）等では密着不良で塗料の喰いつきがよくありません。
職人さんにとっては手抜き工事をしたわけでもなくキチンと工事をしたはずでしたが、知識もなく相性が悪いということを知らずに通常通りのちゃんとした施工でしたが被害が続出したケースもあります。
メーカーさんも頑張って相性の良い材料を開発していますが、知らなかったというだけで不具合が出てしまいます。
おそらくそう言ったことを知らずにキチンと施工してしまっている業者はまだまだ沢山います。
最新のエビデンス？？
例えば健康のことでも昔はこれが体に良かった事が今では悪影響なんてこともよくあります。
出来たばかりの材料や施工方法など、最初は「これは良い！」と飛びついても年月が経つにつれて「実はこうだった・・・・」なんてこともあります。
もちろんメーカーさんも実験を繰り返してからのリリースですが、いくら実験室で実験を繰り返したところで実際にお家に塗装をしてみて自然の環境と実験室では条件も違いますので想定外の不具合が発生する場合があります。
最新の材料もよいですがやはりある程度実績を確認することが重要です。
「何とかランプ実験の結果20年相当の環境でも大丈夫でしたので20年持ちます。」
と先月発売しばかりの施工方法と材料を勧められても「まだそれ実際に20年経ってないから分からんじゃん。」
となります。
それほど自然の環境は過酷で千差万別です。
まとめ
お家を長持ちするために外壁塗装は一番最初に何をどう処理をして塗るのが大事。
建築の建材は日々進化しています。その建材と塗料の相性など最新情報を得る。
最新の材料、施工方法だからと言って盲目的に飛びつくのは危険。実績も意識する。
「信用していたのに・・・・」と残念な結果にならないよに、常に最新情報にアンテナを張っていて常に勉強している業者を選ぶとこが重要です。
最初が大事。悪徳業者でなく優良業者でもしっかりと工事をしたのにちょっと知識がなかったばかりに不具合が発生する場合があります。
